贈り物のマナー

Q1 お歳暮について教えてください
  ・ 10年ぶりに復縁した幸せ一杯の新米女将さん
・ 10年ぶりに自宅に戻った蒸発父さん
Q2 いつごろに贈るのですか?
Q3 どんなものを贈るのですか?
Q4 いくらぐらいのものがいいですか?
Q5 お返しはどうしたらいいですか?

Q1.お歳暮について教えてください
A


お歳暮は、今年一年感謝の気持ちを贈り物に託して贈ります。結婚して初めてのお歳暮は仲人さんでしょう。結婚して3年程度。また仕事におつきあいがある場合は10年程度贈るのが一般的です。

親類旧知の人でもふだん逢う機会が少ないと、疎遠になりがちです、いつか冠婚葬祭で会いそうなご親戚には毎年欠かさず贈り物でご挨拶をしましょう。

お歳暮をする一番の意味は、10年ぶりにあっても親しみ懐かしみがわき、他人行儀に振る舞わなくてもごく親しくすぐにうち解け会話が始まります。お中元お歳暮を10年続けると、10年の重みがでますね。

 次に10年にちなんだ贈り物エピソードを2例ご紹介しましょう。
お二方とも、こうはらのファンの方です。

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10年ぶりに復縁した幸せ一杯の新米女将さん

こんなことがありました。ご近所の娘さんが、大阪から仙台の観光旅館に嫁いだのですが、女将である姑さんとうまくいきませんでした。ご主人は旅館を離れることができず、仕方なく離婚して子供を連れ大阪の実家に戻っておりました。

10年ほど経ちましたか、姑さんから手紙がきました。
姑として口うるさかったことを反省しており、大事な家族が離ればなれに住むようになったのは耐えられない、10年間一時も忘れたことがない、病気で体も弱っており、旅館の経営から一切引退するので、息子と仲良く暮らして欲しい」と。

すぐさま仙台に帰って、10年間の空白を埋めるかのように以前にも増して家族で幸せに暮らしている、ということです。
元ご主人も姑さんも10年間一切の交流が無かったのですが、10年間唯一心を通わせたのが大阪のお昆布の中元と歳暮だった、ということです。

お店にお母さんが見えられてお話を聞くのですが、実はこのお母さんが娘婿のお母さんに娘さんの名前で届けていのです。

ほんとならちょっと憎いかも知れません。
でも10年も心を込めて贈っていると、心の壁を押し動かしたようですね。
地縁血縁など親類親戚はお歳暮は欠かさずにね。

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10年ぶりに自宅に戻った蒸発父さん


借金で破産したお父さんが突然蒸発。大阪で季節工員として工場の寮に住みながら働いていました。どんなに家族に迷惑を掛けたでしょうか。どんなに辛い思いをさせたでしょうか。

お歳暮時期とお歳暮時期には、せめてもの罪滅ぼしなのか、発送人の住所を隠して家族にお昆布を届けていました。10年ほど続いたでしょうか、お店にご家族の方が見えられたのは。「お歳暮時期になると贈ってくれるお父さんがお店に来られたら、この手紙を渡して欲しい」と。

お歳暮時期になりました。いつものように彼女のお父さんが家族の為に、いつもの塩昆布を選んでいました。 店長が手紙をもって声を掛けました。

「ご家族から預かっているお手紙ですが・・・。」

そりゃ驚いてましたよ。蒸発して家を飛び出して、身元を隠して昆布を年二回こっそり贈っていたんです。今年も送ってくれるかも知れない、と、お歳暮のひと月も前に、お店の店長に手紙を言付けていたのですから。

驚いたご主人、手紙を読んだら店外に出られ、手紙を握りしめて、ずっと泣かれて、そのまま帰られました。翌日ご来店され実家に戻ることを決断されたそうです。
「もう何があっても逃げない、家族に苦労掛けた分、これからは幸せ責めにしてやる」って塩昆布をお土産にたくさん買って帰られました。

家族からしてみれば、許せないお父さんだったことでしょう。しかし家族の絆をつないだのは、唯一塩昆布でした。

お歳暮を減らす時代になりましたが、決して無くしちゃいけないお歳暮もありますね。塩昆布は家族の絆をつなぐ贈り物。

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Q2.いつごろに贈るのですか?
A

贈る時期は11月の初旬に予約して、12月初旬に到着するようにお店にお願いします。
お歳暮の到着のピークは12月10日頃です。
一斉に12月に入ってお店に注文しても混んでて希望の日に届けることが難しくなります。 なるべく11月初旬の早期注文特典のある時に予約という形で注文しましょう。

 お客様より過激なご意見がございました。
私どもの昆布ってけっこう良心的なんですね。
下記に、デパートと比較して褒めてくださったお客様のご意見を一部抜粋してみます。

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Q3.どんなものを贈るのですか?
A

お歳暮には、食べ物を贈るのが一般的です。
師走は何かと忙しいものです。 食べ物を贈ってもらえると重宝します。
とはいえ、贈る物には少し注意が必要です。
冬の贈り物に、肉、ハム、産地直送の食べ物が定番とされていたのも昔の話。
お歳暮をたくさんもらう先様の冷蔵庫に入る隙間もありません。特に定番商品は同じものが届くことも多いですから、気をつけましょう。
冷蔵や冷凍のカニや肉をもらっても、冷蔵庫には入らないし、すぐに大量に食べてしまわなければならないので、けっこう困ってしまいます。

お中元時期に比べてお歳暮時期の冬はお鍋などボリュームのある晩ご飯が多くなりがちですから、副菜になる物がおススメです。できるだけ全国で手に入るデパートより地元の名産で、製造直売で選びましょう。またできるだけご家族全員に食べてもらえるご飯の友を選ぶのがお勧めです。例えば塩昆布など良いでしょう。
お歳暮には中年の先様に贈ることが多いので、先様の健康を考えた塩昆布風発酵食品の舞昆は喜ばれるようです。

  百貨店協会のデータでは、デパートのギフトや産直離れが顕著になってきました。お歳暮の習慣が無くなってきたのかな、と思われる方も多いと思いますが、違います。
ハッキリ言いますとデパート離れだったようです。

お店に来られたお客様が次のようなお話をして下さいました。私どもがデパートに出店することをためらっているのも下記の理由からなんです。あくまでご参考情報ということでお伝えいたします。

 早期割引で全国送料無料とうたっているデパートがあるとします。
例えば3000円の商品としましょう。
消費税がざっと140円。商品は10%値引き・運賃500円かかったとします。
商品価格から実費を引いていくと商品の実は2060円になります。そのうえデパートの取り次ぎ手数料は、30%の900円かかるのが普通で、原価1160円。ギフトの化粧箱もなかなか高いですね、最低300円。なんとメーカーの売渡価格は中身900円でしょうか。
メーカーも利益があるとすれば、いったい商品原価は? ずばり食材原価450円が、デパートで早期割引運賃無料で3000円に化けているということになるでしょうか。
中身はいったい???
これが現実です。まだ貴方はデパートのお歳暮を贈りますか?

いつも過激なお話ありがとうございます。

新婚さんが贈る場合に無難な物って?

贈りなれていない新婚カップルがお歳暮を選ぶ際には、嗜好品のおいしい食べ物を贈るに限ります。

まずは「無難なもの」でお茶を濁すようなことにならないようにしましょう。
社会的な地位が高い方や、粗相のないようにしたい目上の方には、あたりさわりのないお茶やコーヒー、サラダ油や調味料、お掃除セットなんて決して贈らないようにね。このような無難な贈り物は、目上の方からお金の無い新米さんに贈るときです。

特産品などの中でも、気の利いた美味しいものを選んでおけば間違いなしというアドバイスをしてる人もいますが、社会的な地位のある方って、意外と通風って多いですよ、それ以外にも血圧の高いなんて当たり前だし、腎臓の優れ無い先様に、産地直送なんて贈ると、恨まれますよ。
特に冷蔵物ですぐに食べなくてはならないものは最大限避けた方がよいでしょう。

それと、お歳暮にギフト券や先様に選んでもらうカタログギフトのような形だけのものは、真心を贈るとはいいませんし、失礼になります。
贈るものに自信がない、とか相手に任せて無難な物を選ぶようになったら、お歳暮を贈ること自体を考えなおす時期かも。
そろそろ終わりにしてもいい頃かも知れませんね。

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Q4.いくらぐらいのものがいいですか?
A

お歳暮の商品は送料消費税を入れて3500円程度を目安に考えましょう。
その中でも特に大切な目上の方には、5000円。
デパートギフトの場合は、中身の質量から考えて6000〜8000円程度の商品を贈りましょう。
真心を込めて感謝の気持ちをお届けするのですから、家庭用を食べて気に入ったものを贈るのがベストですね。

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Q5.お返しはどうしたらいいですか?
A


同程度のものをすぐにお返しすることは控えましょう。
届いた日にお礼を言いたいところですが、翌日「昨日はおいしいものをありがとう」と電話しましょう。
ご家族が喜んでいた様子を伝えるとモアベターです。

お届け主の住所がわかりますから、ハガキに「おいしかったよ・笑顔」とほっぺのこぼれる顔を描いて投函するのもいいですね。

お歳暮にデパートギフトのように形式的な定番商品を贈られると、ついつい定番礼状で返してしまいがちです。

お葉書に書家風に崩した文字で大きな字で「おいしかったよ」と簡単に表現するだけでも味があるというものです。

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